CBT(認知行動療法)では、認知と行動を変えることで気分(感情)の変化を狙っています。
きょうのテーマは前回に引き続いて、「解決策をたくさん考えでみよう」です。
まずはテキストを読んで何が書いてあるかみんなで理解。

解決策を考えるのに、まずは思い浮かんだ解決策に「できるできない、可能か不可能か」の判断をしないことが大事です。
せっかくいいアイデアが浮かんでも、一時の感情で「それは無理だ」「それはできないな」と結論を出しやすいものです。きょうの内容では、思い浮かんだ解決策を「書き出してみよう」というところが大事です。
あたまの中にあると、あれこれ考えているうちにだんだん混乱してきて、整理がつかなくなってきてしまいます。
ですから、めんどうでも紙に書き出してみるようにしてみましょう。
面倒だと思っても、問題が挙がっているときはストレスですよね。そのストレスはできるだけ短時間の方がいいはずです。
1日で片付くならすぐに違うことに手を付けられます。2日も3日も悩んでいるのってかなり負担ですし、気分はどんどん落ち込んでくるものです。そうならないように、解決策を面倒でも書き出してみましょう。

つぎに、それらの解決策の長所と短所を検討してみます。
そしてそれらを「客観的に見渡して」実現可能性はどれが一番高いかを冷静に判断するわけです。
その場合、「効率」も考えてみるとよいでしょう。つまり、実現可能性が高くて、少しの努力・苦労で最大限の効果が得られるもの、短時間で解決できる方法がよいです。
面倒くさい問題には、早くキリをつけてつぎのことに取り掛かりたいものです。
こんなテーマの話のほかに、自分の苦手はトレーニングによって克服できるという話もありました。
つまり「苦手だ、苦手だ」と言ってやらないでいるからいつまでたっても苦手を克服できないということが一般的には多いものです。たとえば一回失敗すると、次また失敗したくないからしないことって多くないですか。多いですよね。
でも、考え方を変えると、「一度失敗したんだから、つぎはもう同じようには失敗しない」という考えもあるはずです。
失敗の経験から失敗のノウハウを蓄積していくわけです。「最初からうまくいくなんて人はそうはいない」という考え方を持っておくといいでしょうね。
というような内容についてきょうのCBTでは勉強しました。
(^^)/
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