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年末と年度末のこの時期はそうでなくとも落ち着かないのに、原発
の収束を待ちわび、一方で計画停電の準備もしなくてはならない。
幸いなことに、この山角病院はこれまで停電は経験していない。
その理由について、メンバー曰く「この地域は病院が多いから」と。
確かにウチの周辺はすぐ東に行くと山梨病院さんがあるし、西に行
けば100mほどで鈴木泌尿器科さん、そのもうちょっと先に三井ク
リニックさん、その北には二宮眼科医院さんがあるし、メンバーもよ
く利用しているし、言う通りって言えばそうなんですよね。だから当た
りなのかな、どうなのかな、、、、。
さて、今日の病院周辺は夜6時30分すぎくらいから計画停電に入り
ました(きょう(か)はナイトケアの担当だったのです)。「周辺」と言うように、
今回もウチの病院は外れました。ところが、夕食が終わって、いつ
もなら帰るのに今日は帰らないメンバーがいる。どうも今日の計画
停電が影響しているらしい。
懐中電灯ももっていないので、停電になったら真っ暗になっちゃうの
で、帰りにくいと言ってさっきからテーブルに伏せっている。
そこで(か)が、<じゃ、ちょっと散歩行きません?アパートまで。
停電になっているかどうか見に行きませんか。もし停電になっていな
かったらそのまま帰ればいい>最初は、「えっ?」って怪訝そうな顔を
していましたが、すぐに「うん。」と、表情も明るくなって起き上がると身
繕いをはじめ、さあ行きましょう、と。
表の通りはすでに停電中でかなり暗く、裏道から行ったのですが、そ
こは見たこともないくらい暗い甲府の街でした。それでも「暗いですね」
っておしゃべりしながら、歩いていくとすぐにアパートが。しかしどうで
しょう、そこだけは通路の電灯の明かりがこうこうと点いているじゃあ
りませんか。それをみたときの彼の安心した顔と言ったら、、、、。
(か)もいっしょになって安心しました。
普段からあまりに普通すぎてあんまり考えたこともなかったけど、少
し暗くなった病院も、店の看板も、トンネルの中も、お店の中も、この
ぐらいでも十分なんじゃない?今まで明るすぎたんじゃない?と思え
るようにもなりましたし、そもそもこうして明かり自体を考える機会を
与えられたと考えれば、今回の計画停電もまんざらでないかもしれ
ない、と思う(か)でした。
被災に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
(か)