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昨日、「明日からデイケアに行きます」という話になった方がいて、
今朝その方がデイケアに来ました。
さて、困った。どんな人だっけ?病名は?デイケア指示箋まだみて
ないけど? 最初の見学のとき対応した(う)と、きのう利用日につ
いて対応した(ま)から、わかるだけの情報を朝のミーティングで収
集して、それでも情報わずかで、困ったな、これじゃ何にもわからな
いも同じじゃん。はっきり言って準備不足です。 じゃ、だれがオリエ
ンテーションするの?インテークするの? きょうはミニグループの日
です。というわけでここは(か)がすることになりました。
と言っても、担当の決め手は人手の問題ではなくこれが今回一番重
要な問題だったのですが、それは診断名が統合失調症ではなかった
ということです。 これはちゃんと説明しておかないと、ということにな
ってくるわけです。というのもウチのデイケアを利用している方の診断
名は8割方が統合失調症です。ですから必然的に日々のプログラム
も統合失調症を対象としたものにデザインされています。ですから、
統合失調症以外の診断の方には物足りなさを感じてしまうのもこれ
また事実なのです。
ウチのデイケアが統合失調症以外の診断の方に対応できないわ
けではなく、こういう方の場合、その方一人ひとりにあった利用方
法を見つけていくことになります。つまり、このデイケアという「場」
を使って何をしていくのか、など話し合いを予めしておく必要があ
るわけです。すると、これをちゃんと説明できるのはやっぱり(か)
だよな、ということで(か)がオリエンテーションとフェースシートを
埋めながらインテークを行うことになりました。
はじめは緊張していた、きょうのそのSさんも、朝のスタッフM中で
したのでホールで待っていていただいたんですが、オリエンテー
ションもなく、「自分はここに来ていいのか」「先生には勧められた
けどやっぱりやめようか」など、あとで訊くといろいろ考えていたそ
うです。話をするうちに徐々に(か)とも打ち解けてきて、デイケア
がどういうところで、自分が当面このデイケアで何を目標にしてい
けばいいのか少ししずつわかってくると、一緒に少しずつ安心して
きたようでした。
10時に始まった面接は現病歴も細かく聞いたものですから午後
1時近くまでかかってしまい、Sさん本人も「疲れました、今日はもう
いっぱいいっぱいです。」と言っていましたが、その表情は朝の彼
のそれとはまったくちがっていました。「納得する」っていうのは時
間がかかるものですよね。「話ができて良かったです。」とその表
情には確かな手応えが見て取れました。それを見て(か)もほっと
一安心しました。とりあえず、まず週1日からはじめてみるというこ
とで、来週また水曜日に来所する予定です。
(か)