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CBTって聞いて「ああ、認知行動療法だね。」とすぐにピンと来る人が、このブログを読んでいてどれだけいるかわかりませんが、うちのデイケアで今回の認知行動療法のクールが始まったのは、今年の1月20日、水曜日のことです。つまり昨年度から続いてきています。
今回のクールのタイトルは「セルフケアと認知行動療法」
募集時のポスターに書いた実施回数は「6回+α」 …でした。
毎週水曜日に実施してきましたが、例えば毎月1回開かれる「ピーチクラブ」(女性限定プログラム)が被る水曜日、スタッフの休みがある日はCBTも休みでしたが、ここまで20回実施してきました。
昨年までは巷にあるCBTの教科書通りに実施してきましたが、参加するメンバーのニーズとしては、CBTを通じていろいろな人の体験を聞きたい、自分の体験を話したい、いろいろおしゃべりしたいというのが強かったものですから、CBTの話は進めていくのですが、「他の人はこういう問題や事態が起こったときどんな風に対処しているのだろう」という関心も拾いあげて、今は、CBTの話があっちへ行ったり、こっちへ行ったり、戻ったりしながら行っています。
「できる?できない?解決可能性」の話の回の時です。
どんな対処をするかの話のとことでは、「人に相談する」という意見が出ました。すると参加していた女性メンバーさんが
「障害者になってから人に相談しやすくなった!」
って嬉しそうに話すんです。それを聞いたらなんかじ~んと来るものがあって、しばし(と言っても1~2秒)感動。慌ててその場でその言葉をメモっていたら、その人から「何メモしてるんですか?」と突っ込まれてしまったので、「今まで聞いたことがない、とてもいい言葉の感じがしたので忘れないように、ブログで使わせてもらおうかと思ってー」と言ったら、「いいよ、使って、使って!」と使用許可をいただきました。(ありがとうございます) その言葉にある、すごいポジティブさにド~ン!と来たんだと思います。
困ったときにすぐに相談できる、なんでも相談できるってとても大事なことですよね。でも。簡単そうでなかなかできない。それはつまり簡単じゃないってことか。だれに相談しますか?
心にブレーキをかけいるものはなんでしょう。
解決できるか、できないかは別として、「ひとに話してみる」というのはすごい力を持っていると私は信じています。 話してみて結果として問題は解決しなかったけど、胸の中のモヤモヤがなくなって、その問題はもうどっちでもいいや、と思った体験をわたしもつい最近経験したばかりです。(この話はこのCBTのグループの中でも皆さんに公開済みです。)
つまり「問題が解決しなくても、悩みではなくなってしまう」ということです。
重要なのは、気持ち・感情なのです。ひとに話をすることによって気持ちの整理がついて、するとそれは悩みではなくなってしまうわけです。
わたしもCBTの話をしながら、自分の実際の体験も披露し、参加しているメンバーさんの発言や体験話を聞くのがとても好きです。だから、今まで続いてきているのだと思いますし、参加メンバーが一人もいなくなるまでつづけるつもりです。中途参加OKです。そのときは、復習もかねてまた1から始めます。
(^^)/