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一人に1枚ずつ自分の前にトランプのカードが配られます。その配られたカードを「せーの!」の合図とともに一斉にインディアンの羽飾りのように、カードの表をみんなに向けて自分の額にくっつけて互いに見せ合います。 ただし、この時大事なことは自分のカードを自分が見てはいけません、周りの人に見えるように表向きにするので自分のカードだけ自分には見えません。周りの人のカードは全部見えています。
ほかのメンバーは相手のカードを見渡してみて自分のカードを予想しながら、自分がこの勝負に勝てるように、ここから互いに声を掛け合っていろいろ駆け引きがはじまります。
「Aさんは悪いこと言わないから、カードチェンジした方がいいよ」
「Bさんいいなぁ、そんな強いカードで。絶対勝ちですよ!」
「ボクのカードどうですか、勝負できそうですか?」 などなど
この場合、本当に弱いカードの場合もありますが、強いカードをチェンジさせるための方便かもしれません。それを相手の仕草だけでなく、周りの人の反応から見極めなければなりません。
言っている内容が嘘だと判断すればチェンジしなければ良いですし、真実だと判断すれはその場のカードとチェンジします。これも自分だけに見えないようにです。
協力してスタッフを騙して強いカードを捨てさせる強者がいたり、「〇〇さん、それ絶対にチェンジした方がいいですよ」とのアドバイスに対して「いえ、いいです。」 「絶対にチェンジしないと負けますよ!」 「いえ、このままでいきます」と言って助言を全く信用しなくて、そのまま勝負して負ける人もいたり、その人その人の個性が出ます。
それぞれの勝負カードが決まったら、また「せーの!」で一斉にその場でオープンにします。
Jokerが一番強くて、つづいて2→A→K→Q→J→10→……→4→3、となります。
結果として、カードチェンジして成功した人は喜び、反対にカードチェンジしたことを後悔して悔しがる人、アドバイスを信用しないで、チェンジしなかったことを後悔して悔しがる人、などなどさまざまな感情体験ができてとても面白いです。
しかし感想の中には「なんか人をだますのが心苦しい」とおっしゃった方もいました。
たしかにそうですよね、でもまあ、あくまでもこれはゲームですので普段絶対にできないことをこのゲームの中でやってみるという意味では、ゲームの体験が現実の体験にもつながっていく貴重な体験になっていきます。
ふだんはこんなこと言ったことないけど、言ってみたらどんな反応が返ってくるか、の言わば「実験」ですね。
プログラムとしての意味の中には、コミュニケーションスキル獲得もあります。
↓これは、そのあとにやったポーカーの写真です
そういえばうちのデイケアはみんなおしゃべりが大好きだな、ときょう改めて感じました。
きょうは「とーくの会」も同時進行でやっていました。
このプログラムも人気があって、きょうは10名ほどが参加して、さすがにこれだけ参加すると一つの話題にはならず、あちらこちらで別の話が始まります。
みなさん、自分の話をしてニコニコ、 人の話を聞いてまたニコニコ
「俺のアパートには幽霊がいるから、怖くて夜寝る時も電気とテレビはつけっぱなしにしんと寝れん。」と言う体の大きな男性メンバーの話がきょうはおもしろかったです。「えっ!?」と、みんなもびっくり。「アイマスクして寝たら?」などいろいろアドバイスもしてあげていましたが、「だめ、だめ」と受け入れてくれませんでした。
(^^)/