今日は、精神障害者主張大会でした！！！

テーマは、『障がい者の自立に向けたメッセージ』

わがデイケアからも石さんと横さんの二人が参加するということで、

メンバー８名と（か）（た）が応援も兼ねて聞きに行ってきました。

この日に向けて、苦労して原稿をまとめていた二人を知っている

だけに、舞台前列の席で、発表の順番を待っている後ろ姿を見

ていたら、（た）の方がむしろドキドキしてきて、たとえるなら自分

の子供のピアノの発表会の時の気分って感じかな（笑）

　だけど、そのときの二人は堂々としている感じで緊張感は感じ

られませんでした。

いよいよ開演です。石さんの発表は２番目で『自立への道へと』

と題して、病気になりながらも子どもを苦労して育て、姑の介護

と看取りを経験し、さまざまな苦労を乗り越えた今ようやく今が

「本当の自分になりつつある」と最後に結んでいました。

そして横さんは続く３番目で、『闘病生活５０年を振り返って』と題

して、発病から怠薬、入退院、強制退院、そして離婚、などこれ

までの人生を紹介し、最後に「クスリは絶対に飲みましょう！」と

フロアに向けて熱い投げかけをしました。

「山角病院デイケアの…」と、二人つづけて紹介されたときには、

とても誇らしげな気分になりました。７分間という時間はあっとい

う間でしたが、二人とも落ち着いて、ゆっくりと、そしてとてもよく

気持ちがこもっていてすばらしい発表でした。

二人の発表を聞いた後、一緒に行った風さんが「緊張しました。

なんだか自分も一緒に発表しているような気持ちになっちゃって。

でも、よかったです、終わって…。」とほんとに緊張していたんで

しょう（た）に、ホッとして話してくれたようでした。そんな風さんとは

対照的に、（た）の横に座っていた佐さんは開演の挨拶がはじまる

と同時にウトウト…。（た）も何度か声を掛けてあげたんですけど、

結局終わった後「なにも聞けなかった、ふたりに悪いことをしちゃ

ったよぅ。」とホントに申し訳なさそうに言っていました。体調がわ

るかったのか、それともやっぱり緊張しすぎてだったりしますか？

そんな堂々と発表した二人でしたが、終わった後に聞いたら石さん

は「１分前のベルがなったときは、そこからあせっちゃってぇ。」と

ちょっと不満そう。横さんの方は「緊張しすぎて心臓が止まるかと

思ったよぉ」と言って笑わせてくれましたが、あれだけ大勢の前で

の発表なんだから、そりゃあそうだろうなと思いました。二人とも

やっぱり緊張していたんですね。見ているとそんな風には見えま

せんでしたけど。

今回、精神障害者主張大会に久しぶりに参加させてもらって、発

表者のみなさんが自分の体験を通して、自分の思いをみんなに伝

えたい、聞いてもらいたいという強いメッセージは、本当に素晴らし

かったと思います。これをきっかけに、ウチのデイケアからつぎは誰

がこの二人に続いてくれるかとても楽しみです（＾ｖ＾）

　　　　（た）

[4回]