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デイケアのスタッフとメンバーが綴る日々の日記です。
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9月スケジュール


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・ピーチクラブ
「風鈴づくり」のつづき

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茶話会

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・マンスリープログラム
調理『冷やし中華』

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『ボヘミアン・ラプソディ』

●14日 (火)
・マンスリープログラム
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今週は26日(月)、27日(火)と山梨大学看護学科3年生の学生さんが

2人、精神科臨床実習の中の「精神科デイケア実習」で来ていました。

わずか2日間の実習でしたが、一生懸命自分の方からメンバーさん

に話しかけて、いろいろな話を聞いたり、一緒にプログラムで外出し

たりするなかで、教科書では得られない体験をすることができたよう

です。


そもそも私たちのデイケアは長年、いろいろなところの実習を受け入

れてきたことからメンバーさんも実習慣れをしていて、受け入れはとっ

ても温かいです。すぐに学生さんに近づいていっていろいろ話しかける

人もいれば、デイケアをすぐに案内してくれる人、一緒にダーツしない

か、と声をかけて誘ってあげる人もいます。みんな実習で真新しい若

い学生さんが来るのを楽しみにしているようにも見えます。

学生さんも初日こそ、「緊張していた」とのことですが、メンバーさんた

ちからの温かい配慮のおかげで、緊張も少しずつほぐれていくようで

す。


さて、実習中、毎日の終わりには全スタッフが参加して、学生さんと実

習担当の先生とで振り返りをするのですが、今回とくにそのなかで私

が印象に残ったことがありました。

学生さんが、「メンバーさんに病気になったときの様子を聴きたいんだ

けど、なんて聴いていいかわからない。」という話をしたときのことでし

た。学生さんは、初めは自分が授業で学んだ知識と、実習での患者さ

んの話を統合させようと試みます(これはたいていの学生さんがそうし

ます)が、今回の振り返りの中では、さらに、学生さんが自分たちの若

いが故のコミュニケーションの未熟さに気づき、「患者さんへの配慮」

とはどういうものなのかと考えるまでに話が展開しました。

学生さんが、メンバーさんとの体験から「今の自分への気づき」を深化

させていったのです。



今回実習で来た学生さんが精神科の看護師さんになるかどうかわか

りませんが、この精神科デイケアの実習を通して、精神科医療の現

実を勉強するだけでなく、将来どんな科に行っても通用する何かを見

つける手助けをしてあげたい、そして「いい看護師さん」になってもらい

たい、という願いは私たち同じ医療スタッフはもちろんですが、長年に

わたり精神科医療を受けてきたメンバーさんの願いでもあったりする

わけです。 (か)

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